『九州民謡演奏ツアー』解説その一。 小倉節演奏会開催までのいきさつ。

この度開催される「九州民謡演奏ツアー」について、もっと知っていただくために、開催までのいきさつ・出演者紹介・「小倉節」についての解説を三話にわたって書かせていただきますので、ぜひご一読お願いします。
まずは、小倉節演奏会開催までのいきさつを・・・

昨年七月、別府と日田の二会場で、石田千さん書き下ろし小説の朗読会・柳家小春さんコツコツ節演奏会が行われました。主催は、「雲のうえ」編集委員牧野伊三夫さん率いる「ヤブクグリ」と日田新民謡研究会。
※「ヤブクグリ」・・・日田の林業を応援する会。 HP→

私は、別府会場の山田別荘へ。石田千さんの、別府を舞台にした書き下ろし小説の朗読は、自分があたかも登場人物の一人になったかのように、すっかりとその世界に包まれ、夢のようなひとときでした。そしてその後、柳家小春さんによる演奏会。三味線の演奏を聴くのは初めてだったのですが、三味線の奏でる音色、小春さんのかわいらしさと艶やかさを兼ね備えた雰囲気や声に、どんどんと引き込まれ、大変気持ちよくなったのを覚えています。「コツコツ・・・」の響きが忘れられません。お酒を飲んでいなかったのに、ほろ酔い気分でした。
演奏会終了後は、皆で夜の別府へ繰り出し、打ち上げへ。お酒を飲みながら牧野さんとお話しているときに、今回の「小倉節演奏会」のきっかけともなる約束が交わされました。

牧野さん「素晴らしかったねぇ〜、これぜひ小倉でもしようよ〜」
よしい「ぜひ、しましょう!」

・・・そして、約半年後、この言葉を実現すべく、少しずつ計画をすすめていきました。
会場決めも、小倉のいろいろな酒場を挙げ、あぁだこうだと話し合いの日々。「やっぱり、武蔵!」という多数の声から、武蔵の社長本郷さんにご相談したところ、快く引き受けてくださいました。武蔵でのこのようなイベントは、初めてということで、細かく打ち合わせを重ねて、進めさせていただいております。ご協力、本当に感謝です。
また今回、たくさんの協賛もいただき、演奏会の開催が実現致しました。(協賛を募る際、限られた範囲のお声掛けとなりました点、深くお詫び申し上げます。)
たくさんの方のご協力のもと、演奏会準備が着々と進められております。

今回の演奏会は、「ヤブクグリ」「田川実行委員会」「雲のうえのしたで」の合同企画ということで、小倉・日田・田川・大阪・東京の5会場を巡る「九州民謡演奏ツアー」となっております。各会場を巡り、それぞれの土地で民謡を聴くという楽しみ方もおすすめです。

まずは、ツアー初日!の5月23日(土)小倉会場「酒房 武蔵」にて、みなさまのお越しをお待ちしております。

(よしい)


●『雲のうえのしたで』ツイッター
http://twitter.com/#!/kumonoshita
●『雲のうえ』ファンクラブ
https://www.facebook.com/kumonoue.fan