『九州民謡演奏ツアー』解説その三。出演者のご紹介
九州民謡ツアー解説の第三弾は、
このたびの九州民謡演奏ツアーの出演者、
柳家小春さんと青木隼人さんのご紹介です。
まずは、粋曲・柳家小春さん。
YouTubeには、たくさんの動画がアップされています。
柳家小春(やなぎやこはる)
1991年、名人といわれた「粋曲」の柳家紫朝に入門、三味線、端唄俗曲、新内を修業。
寄席出演を経て現在は伝統の枠に留まらずライブハウスやカフェ、クラブイベント、
また海外など、いろいろな場所に自ら出向き、江戸音曲の粋な世界を師匠に仕込まれた
芸でしっかりと伝える。その一方で、現代の音楽家やダンスなどさまざまなジャンルの
アーティストとのコラボレーションをおこない実験的な試みを重ね日本の伝統と現代が
交錯する新しい音楽世界を生みだしている。共演者の数はすでに百を超える。
最近では月琴の弾語りや民謡にも幅をひろげその芸は留まるところを知らない。
ブログでは、あでやかな和服姿がご覧いただけます。
ところで、「粋曲(すいきょく)」とは?
以下は小春さんのブログからいただきました。
柳家紫朝が確立した「粋曲」は
邦楽のなかのひとつのジャンルや流派ではなく、
紫朝による粋で江戸情緒あふれる寄席音曲で、
都々逸、大津絵などの俗曲や端唄、新内節、などを含む
三味線の弾き唄いによる紫朝一門の寄席の芸です。
小春さんは、イラストレーター・イソノヨウコさんとしてのお顔もお持ちです。
イソノヨウコHP → ■
お次は、ギタリスト・青木隼人(あおきはやと)さん。
たくさんのアーティストの方との競演も多い青木さん。
ウェブページでは、「雲のうえ」編集委員の
画家・牧野伊三夫さんのアトリエでの即興演奏
「音の日誌 Sound Diary 141127」が、たっぷり視聴できます。
YouTubeにもたくさんの動画があります。
その中から、一つ。
昨年の日田での即興演奏の模様です。
とてもご紹介しきれないほど、
幅広い活動をされているおふたり。
牧野伊三夫さんが編集・発行されている
画家のノート「四月と十月」では、イソノヨウコさんは同人として、
青木隼人さんは中頁のデザインで参加をされています。
29号の表紙は小春さん。
この4月に発行されたばかりの「四月と十月」32号の巻末には、
こんな感じでライブのお知らせが掲載されていました。
先日、九州民謡ツアーに向けてのリハーサルも無事行われた様子。
今から楽しみです。
どうかライブでぜひともおふたりの演奏に触れてみて下さい。
みなさまのお越しをお待ちしています!
(宮下)
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