8/2付西日本新聞夕刊「北九州市の文化発信」

8/2付西日本新聞夕刊に「地域からの風 北九州編」
とり上げていただきました!



(以下記事全文)


北九州市の文化発信 イラスト、本…
東京で企画展 生活密着 路地裏の魅力


北九州市ゆかりのイラストや本、雑誌を紹介する企画展が東京都中央区のブックカフェ「ふげん社」で開催中だ。企画したライターの南陀楼(なんだろう)綾繁(あやしげ)さんは「小倉、若松、戸畑など旧5市それぞれの個性が残っているところが北九州の面白さ。多彩な人や文化、本がある魅力を感じてほしい」と話している。


 ふげん社は昨年から、地方を拠点に表現活動をしている人たちのイラストや写真、本、雑誌などを紹介する企画「地域からの風」を始めた。今回は「角打ちや古い市場、若戸渡船など生活と密着した文化や個性が残り、福岡市とは異なる魅力がある」(南陀楼さん)と北九州に注目。地元情報誌のファンクラブ「雲のうえのしたで」の関係者も加わり、企画を練った。


 目玉は、同市小倉北区出身の漫画家畑たいむ(本名・田中時彦)さんが、路地裏を描いたスケッチ紀行「北九州路地裏さんぽ」(今年3月出版)の原画展。生活感があふれる叙情的な作風で、南陀楼さんは「旧5市の町並みを歩いてスケッチした作品は企画にぴったり」。会期中の入れ替えも含めて計40点を展示する。


 東京での展示に、北九州市漫画ミュージアム館長も務める畑さんは「北九州の路地裏がどう映るのか楽しみ」。展示は27日までで、26日午後7時からは畑さんと同市若松区出身の絵本作家、山福朱実さんによるトークイベント「北九州の路地裏を歩く」(参加費1500円、要予約)も開く。火野葦平松本清張ら北九州ゆかりの作家の古本や、地元出版社の本も販売している。


 南陀楼さんは「来場した人たちには、自分の出身地にも思いを巡らせてもらいたい」と話している。ふげん社の住所は中央区築地1−8−4、電話は03(6264)3665。


=2016/08/02付 西日本新聞夕刊=



(みやした)