春を探して…
小倉南区の石原町から呼野あたりまで、春を探すドライブに行ってきました。
小倉の街から車を走らせて30分。のどかな田園風景の中を進みます。
国道322号線の旧道の方を進んで、石原町郵便局前の交差点すぐそば。
無法松酒造に到着。雲のうえ14号にも紹介されています。
直売店に入ってすぐ、「酒粕あります」との看板が。
お店の女性に聞けば、冬に酒をしぼるので、酒かすは春にしか出回らない季節物。4月末まであるかどうか…とのことでした。
清酒「無法松」や焼酎、とろりと黄金色の梅酒「三岳梅林」にも目を奪われるけれど、今回はこの酒粕で甘酒といたしましょう。
ちなみに北九州市内の造り酒屋は、この無法松酒造と、八幡東区に1軒の、2軒のみだそうです。
平尾台の清い水で仕込まれた名酒が並ぶなか、お醤油も販売してありました。
「すぐ隣のお家が造ってるお醤油ですよ。」ということで、そちらにも行ってみることに。
歩いて10歩!やまが醤油さんです。
ちょうどご主人がいらっしゃいました。
「うちの醤油はうす塩なのが特徴です。醤油は北にいくほどしょっぱくなるんですが、青森の人にも健康を気にされる方には喜ばれましたよ。」
「昔の時代は樽や徳利で量り売りをしていました。そこに東谷村って書いてあるでしょう?その頃からだから、ここは明治から100年以上やってますよ。建物は100年いかないくらいかなぁ。」
やまが醤油「峰」。両側は醸造組合で作られた焼き肉のたれ、ポン酢。
たくさん買い込んでしまいました。地元のお醤油で地元の食材を料理するのが楽しみです。
再び車に乗り込んで出発。左手には春の日に照る平尾台。
しばらく行って、若草芽吹く土手を探してみると…
よーし、たくさん見つけて卵とじにでも…と必死に探すも、見つかったのはこれ1本のみ。「欲張るほど見つからないよ」と土筆にからかわれてしまいました。
ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ペンペングサ…追いかけるうちに高ーい土手を登りきると、
畑だと思っていた土手の上は、日田彦山線の線路でした。
ディーゼル区間のため架線はなく、線路だけがずっと続いています。
「スタンドバイミー」の気分もそこそこに、汽車が来てはタイヘンなので、土手をあとにしました。
山を越え、頂吉へ。
「かぐめよし少年自然の家」で体験学習をした元少年少女も多いのでは?
その脇を流れる川の水もぬるんでいました。けど川遊びにはまだ早いかな。
自然の家近く。昔話の世界みたい。
川を辿ると増渕ダムに出ます。
サイクリングロードのループ橋。あぁ、ここを自転車で下ってみたい!
そろそろ山に日は落ちて。
自然の息吹を体いっぱい吸い込んで、すこやかな一日でした。
新年度の忙しさを少し置いて、春風の中をお出かけしてみませんか?(城田女将)
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