「雲のうえ 24号」のお知らせ
『雲のうえ』の最新号が届きました!
今回の特集は、待望の「おやつ」特集。
北九州にある、和洋新旧43店のおやつが紹介されています。
毎回お迎えしている執筆者には、
『ほぼ日刊イトイ新聞』の連載「お直しとか」でも著名な
手芸家の横尾香央留さんが登場。
表紙の牧野伊三夫さんが描いた絵も、
横尾さんの刺繍によって、「お直し」されてますねえ。
この絵には何かが足りないって、思われたのでしょうか。
冗談です(笑)
北九州で生まれ育ったものにとって、
おなじみのものも、近年、あたらしく生まれた味も、
見ていると、「まだまだ死にたくない!」
「生きたい!」という気持ちにさせられました。
すごいなあ、あまいものの力って。
と同時に、昔の記憶がよみがえってきて、
でかけたときに親に買ってもらったりとか、
友だちと学校帰りに食べただとか、
家族の、そして、ふるさとの味なんだなあと。
自分の家で食べる家庭の味もいいけど、
それだけじゃなくって、どこかに行ける
街の記憶を、食べものをとおして、
思い出にしていけるのって、その街とともに生きるというか、
その街で生きることにほかならないことなんだと、
なんだか思いました。
つらいとき、どうしようもないとき、疲れたとき、
なんでもないとき、代わりばえのしないとき、
そんなとき、ふと、おやつを食べると、
うれしくなったり、やる気が出てきたり、人生にメリハリがついてきて、
またやり直せる、がんばろうとする力になれるんだということ。
それって、心と身体の「お直し」なんだなと。
おふろや眠ることや、読書や恋や、いろいろあるけど、
「おやつの時間」を持つことによって、
人生を明日へと、つなぎ合わせてゆくこと。
自分を自分自身へと、繕ってゆくこと。
その先に、わたしたちの街はあるんだろうし、あった。
そんな北九州のおやつの歴史が、
いっぱい、アラカルトに詰まっています。
お早めにどうぞ。
(コショコショ)
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『雲のうえ』24号
表紙の絵=牧野伊三夫
刺繍=横尾香央留
写真=いわいあや
アートディレクション=有山達也
編集=つるやももこ
校正=齋藤 晋
1 北九州ぼたもち考。
2 特集 おやつの時間。
児玉商店/入江製菓/
ポム・ド・テール/梅園/
和菓子なごし/ルサルカ/
西洋菓子チムチム/
セイ・トオイ/カトレア/
スイートショップ しげや/
スピナ/桝屋/
まなべのたこ焼/
おたま本舗 なか川/
アンプティスター/ハイジ/
パティスリー ハニーミエル/
とらや/レストラン高山/
井筒屋/一丁目の元気/
カフェ Cotoha/
ダイキベーカリー/三玉家/
雪文/お茶の星野園/
シロヤ(小倉店)/
もりしたフルーツ/
ひですけ餅本舗 中村屋/
小倉かまぼこ本店/芋伝説/
グラン ダ ジュール ソワニエ/
パティスリー カワグチ/
柳月堂/七尾製菓/
湖月堂 本店/菓子舗 貴陽堂/
アラ・モード/野島製菓/
ドレスデン/しきしま/
お菓子のみずま/梅月