魚と街。

先週土曜日、小倉駅近くの長浜漁協で行われた朝市に行ってきました。
数日前、漁協そばの砂津大橋に「朝市9時から」という大きな看板を見つけて、楽しみにしていたのです。






「地元いちばん」「新鮮とれぴち」のノボリはためく12日土曜、朝8時半。
開始30分前なら早いくらいだろうと思っていたのですが、なんのなんの。
はじまりを待ちわびる人で賑わっていました。駐車場には警備員さんが配置されているほど。


長浜漁港は昨年改修されたばかりなので、港も建物もぴっかぴかです。




「それでは販売を開始しまーす!」
号令を合図に、あちこちから「これちょーだい!」の声。私も早くしなければ。







この日多かったのはコウイカ。丸く太い胴で、つるつると透明感があります。
それもそのはず、その場でパックに詰めているのです。



鮮やかな手さばき。


「どうやって食べるのがおすすめ?」
「刺身が一番よ。」と漁協の女性。
肉厚プラス鮮度抜群で、1パイ300円。




その他にも、鯛、カマスメバル豊前がに、あさり、キヌガイ、小エビ等々が販売されていました。
タコにはばっちり「関門だこ」のシールが。
外のテントで買った小エビは、終始パックの中で跳ねまわる活きの良さ。




「「いらっしゃいませー!!」」
と声をそろえてお父さんの手伝いをする男の子兄弟は、やっぱり海の男が夢なのかしら?





何やら船上で作業をされている男性。




小倉の沖、馬島のアカモクのコーナーもありました。海藻の一種です。
昨年の夏に藍島と馬島を訪れましたが、名産のアカモクってこれだったのか。
試しにひとつお買い上げ。






コウイカ、小エビ、アカモクで今日の晩ごはん決定。


コウイカはおススメされたとおり刺身にしました。
刺身にすると、新鮮なのでキュッと身が締まるのです。
こんなに活きにいいものは初めてでした。
胴とエンペラの歯ごたえの違いも味わえます。


小エビは天ぷらにしました。



小さい中にも身がしっかり入って、十分うまみがありました。
殻の口当たりも気になることはなく、柔らかな歯触り。
ひとつつまむと止まらなくなります。


馬島のアカモク。ねばりがすごい。



酢醤油を入れて頂きました。
噛むとサクッサクッとした歯ごたえがあり、他の海藻とはまた違う食感です。
豆腐にのせて食べてもきっと美味しいですよ。






長浜漁港朝市は、第2・4土曜に開催とのことです。次回は26日ですね。
開始時間も9時からとゆっくりなので、早起きしなくても楽しめると思います。




関門の美味しい魚が街で手に入るのは、北九州らしさのひとつだと思います。
とれたてを味わう贅沢がこの街にはあるのです。この贅沢、逃すのはもったいないですよ。(女将)






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